2009年12月5日土曜日

滝寺人形供養

12月1日、滝寺本堂にて人形供養を執り行いました。



滝寺の敷地内にある児童福祉施設(愛染寮・いこま乳児院・いこま乳児保育園)の他、宝山寺福祉事業団の法人内のいこま保育園、仔鹿園から、たくさんの使い古した人形が、その役目を終え、本堂に集まりました。

人形供養の法要には、その施設の子どもたちも参加してくれました。焼香・読経の後、住職が子どもたちに法話を行いました。「みんなが大切にしてかわいがっていた人形やぬいぐるみも、だんだんと古くなって、壊れてしまったり汚れてしまったりして使えなくなってしまいます。今日はそういった人形たちとお別れする日です。お別れしても、遠いところからきっとみんなのことを見守ってくれることでしょう。ありがとうという感謝の気持ちをもって、さようならしましょう。」そして、参列した子どもたち全員で、「ありがとう、さようなら」と言葉をかけ、法要を終えました。




本堂の前にあるイチョウの木もきれいに色づき、散った落ち葉で境内は黄色い絨毯のようになっています。美しい紅葉も、散る時を迎え、子どもたちに長く愛された人形たちの花道を作っているようでした。イチョウの葉が散れば、いよいよ寒い冬の到来です。師走、年の瀬、お寺はだんだんと忙しくなっていきます。一年の締めくくりの月を、大事に過ごしたいと思います。

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